目次
ここでは、データベースの管理プラグイン「WP-DBManager」の機能と、設定内容について説明します。
WP-DBManagerの特徴
WP-DBManagerはデータベースの扱いに特化したプラグインです。
- データベースの環境を確認
- データベースのバックアップを取得
- データベースの最適化
- データベースを修復
- 過去のデータベースから状況を復元
- 一部のSQL文の実行
が可能です。
バックアップ、最適化、修復については定期スケジュールを設定し自動で行うことも可能です。
また、このプラグインはデータベースのみを扱うプラグインですので、WordPress本体やテーマのファイルをバックアップは取れませんのでご注意ください。
メニュー項目の説明
実際にメニューの項目から何ができるかを説明していきます。
Database
データベース自体の情報を表示します。
現在の環境をすぐ確認できます。
また、テーブルの情報も確認できます。
Backup DB
データベースの状態をチェックし、データベースのバックアップを手動で実行できます。
ステータスを確認の上、最下部の「Backup」ボタンを押すとバックアップデータが作成されます。
Manage Backup DB
過去のバックアップデータをダウンロード、削除、メールで送信が可能です。
右端のSelect列で選択し、下のメニューから実行します。
「Restore」は、選択しているバックアップデータで現在のデータベースを上書き(復元)します。
記事の状態を以前のものに戻す事ができますが、現在のデータは消えてしまうので慎重に行いましょう。
Optimize Database
データベースの最適化ができます。
最適化によって、不要ファイルの削除、動作の高速化が可能です。
月に1度は最適化をすることを推奨します。
最適化を行わないテーブルを指定することもできますが、特別な理由がない限り変更の必要はありません。
Repair DB
何らかの原因によって破損したデータベースを修復できます。
最適化と併せて、定期的に実行するのが良いかと思います。
Empty/Drop Tables
データベース内のテーブルの内容/テーブルごと削除が可能です。
特別な理由がない限り変更の必要はありません。
Run SQL Query
SQL文を実行できますが、INSERT・UPDATE・REPLACE・DELETE・CREATE・ALTERしか使用できません。
特別な理由がない限り使用の必要はありません。
DB Options
様々な設定が可能です。バックアップのスケジュール設定もこちらです。
- mysqldumpのパス設定
- mysqlのパス設定
- バックアップデータを保存するパス設定
これらは自動的に設定されるので変更の必要はありませんが、プラグインが正しく動作しない場合はこの部分の設定が正しくない可能性があります。
- バックアップファイル保存の最大数の設定
バックアップファイルが増えすぎて、サーバーの容量圧迫といった事態を防ぐことができます。
- データベースのバックアップ
- データベースの最適化
- データベースの修復
ここで、それぞれの自動実行スケジュールの設定が可能です。
変更後は、最下部の「Save Changes」ボタンで保存するのを忘れずに。
- 自動バックアップ時のファイルをメールで送信
宛先のアドレス、送信元の名前・アドレス、件名を設定できます。
まとめ
このプラグインはデータベースに特化しているので、WordPress全体のバックアップを一括で取りたいという場合には向かないですが、データベースの最適化や修復といったことも自動的に実行できるので、より質の高く、安定したサイトの提供が可能になります。
サイトの管理がきちんとできるならば、積極的に使用を検討できるプラグインかと思います。